昭和町長対談

令和2年11月30日、三澤副理事長と 昭和町長 塩澤浩様の対談が行われました。昭和町という立地のなかの産業の発展支援、またそれに付随する教育支援策の話が出ました。

 

以下、対談の一部です。

 

塩澤町長:ところで甲府青年会議所では直近では何か催し物を予定されているのでしょうか?

 

三澤理事長:はい。12月に例会がこれからあります。世間がこのような状態だから会員のみで行います。

 

塩澤町長:青年会議所は終わった後に街に繰り出すイメージがありました。今年度はできませんね。

 

三澤理事長:青年会議所はお金をたくさん使って飲み歩いているイメージがあるかと思いますが、実際はそういった元気な会員が多いかというと違います。

 

塩澤町長:昭和町の関係者でラクールというNPO法人を立ち上げてホタルの幼虫の放流とかしている方がいますが、甲府青年会議所の方じゃなかったですか。ついこの間まで蛍屋台と言うものをやらせていただいて今年はできませんでしたが、毎年6月位に蛍が光っているときに蛍屋台というものをやっていました。

 

三澤理事長:僕が入る前の方ですが、甲府青年会議所出身の方ですね。祭りの実行委員会に引き抜いていろいろと引継ぎはしてもらいました。現在は実は昭和町の会員さんが青年会議所には少ないです。昔はたくさんいらして面白い方も多かったのですが今はいません。中央市、甲斐市の構成が高いのですが昭和町で減ってしまった要因としては、昭和町は人口が純増されていて元々昭和町の出身で事業をされているという方が減っているのでは無いかと。

 

塩澤町長:昭和町は事業を行っている方は多いと思います。特に新規で事業を行っている方が多いのですかね。そうなるとなかなか時間的な部分の調整が難しいのかと思いますので入会される方が少なくなってしまったのではないでしょうか。商工会の青年部でも同様に会員が減少しています。

 

三澤理事長:私は甲府青年会議所の委員長を担ったことがありまして、その際に人口減少とか地方再生といったものテーマに行っていました。その時に昭和町が全国でもトップクラスの人口の増加率でした。正直、だんだんそれも頭打ちになっていくのではないかと予想していましたがいまだに増加しています。何か特別に行っている事があるのでしょうか?

 

昭和町長:特別と言うよりは子育て支援と言うことを公約に入れています。昭和町長の初代の石原さんと言う方がいますが石原さんがやっている頃に釜無工業団地が建設されていてその頃中央道が全線開通しました。そのような意味で甲府に比べて昭和町は土地がたくさんありました。良い土地は畑に使う。そうでないと次は工業団地にする。昭和町はあまり良い土地ではなかったです。開発行ったおかげで人口の割に多くなりました。40年近くそれが続いている恩恵が議会、町民の熱い思いがどこに向けられたかと言うと開発、子育て支援策です。教育には熱心な地域です。その教育、子育て支援策を補助金とか保育料を減額した政策を30年以上前からやっています。昔は保育園は昭和町だったと言う話もあります。その子たちが育ってまた戻ってきてくれたおかげです。区画整備事業と教育とか児童福祉とかに力を入れたわけです。住むところを提供してきた人にはしっかりサービスしました。考えてみれば当たり前のことです。交通の便も良いと思います。職場の確保、そのようなところがうまくいった要因だと考えています。

 

三澤理事長:そういうことなのですね。体制を整えれば巡り巡って戻ってくるということは私共の団体においても参考に活かしていきたいです。

話は変わりますが、昨今の新型コロナウイルスの影響というのは昭和町においても出てきていますか?

 

塩澤町長:やはり率直に税収に響くと考えます。すぐに下がるということではなくて前年度の所得によっての税収になりますから、来年度への影響が高いと考察しています。まだ影響が見えてきてはいません。いろいろ減免して欲しいとか猶予してほしいとかそういう話も出てきて地域の経済も回らなくなってくると考えています。今年も3月、4月、5月はきつかったと思います。国、県がやってくれる政策をよく見ていく必要があるとも思っており、お金が潤沢にあっていろいろできればと思いますが現状はなかなかそうはいきません。

 

三澤理事長:私共との関わる部分で言うと地域のイベントとか催し物だと考えるのですが、そういったものも中止にされましたよね?

 

塩澤町長:そうですね。私が町長に就任してからちょうど1年10ヶ月ですがふれあい祭りがありますが去年は台風で中止して今年はコロナで中止だから大変です。来年は50周年を迎えます。町の施行であって50周年はなかなかありません。貴重なことですので何としてでも実行するにはどうしたらいいのか構想してます。

 

三澤理事長:ちょうど私たちの団体も70周年を迎えます。地域に対して何か大きなことができないかと思っていますがコロナの関係でどのような活動をしようか計画を練っている段階です。

 

塩澤町長:大変だと思いますがこういった時にこそ若い人のアイデアが必要だと思います。私たち行政とすると良いアイデアがあれば採用させていただく気持ちは持っております。若い人たちの意見は今から必要だと考えております。

 

三澤理事長:ここ3市1町(甲府市・甲斐市・中央市・昭和町)で山の都と呼んで事業を練っています。僕たちが間に入って協力することで地域を盛り上げることが目的なのですが、このようなコロナ禍においては多くの人を巻き込んでの計画はとても難しいと考えます。そうではない計画をいろいろ考えておりますのでその際にはぜひご協力をお願いいたします。来年2021年は、毎年お越しいただいておりました新年会も会員のみでやらせていただきます。70周年ということもあって9月には記念式典を行う予定ですのでその際にはお願いいたします。

 

塩澤町長:承知しました。その頃にはオリンピックを開催し終えて、何とか日常を取り戻してもらいたいものですね。

 

三澤理事長:本来であればお越しいただいてご祝辞をいただく予定でしたができませんので私たちが発行する冊子がありますのでその中で掲載するご祝辞をいただければと考えております。

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