2021年5月8日(土)、青少年の心育成事業 風林火山の修行~風の修行~ が行なわれました。
青少年の心育成委員会が担当する「青少年の心育成事業」は、「風林火山」の4つの修行を通して子どもたちが地域の魅力や協働の大切さを学びながら挑戦していくことで、青少年の柔軟で強い心を育成するという目的のもとに、今年10月まで事業が行われます。 ※参加者の募集はご盛況につき締め切らせていただいております。
初回の修行である風の修行は、甲斐市敷島の農業組合法人ゆうのう敷島で行われました。この修行では、地域の伝統文化である甲州凧の仕組みや歴史を学び、凧を実際に作って飛ばすことをしました。
講師には「日本凧の会」に所属し、山梨県の甲州凧の第一人者の渡辺高一様をお招きしました。子どもたちは、レクリエーションを通して緊張をほぐし、チームの仲間と親交を深め、凧の作成を体験しました。前回の結団式のワークショップにおいて、自身が作った和紙に、更に気持ちを込めて凧に思い思いに好きなキャラクターやマーク、メッセージなどを凧に描くことで、気持ちをより一層込めたオリジナルの日本凧となりました。完成した凧を外で思い切り空に向けて飛ばし、うまく風を捕えられた子もそうでなかった子も各々が試行を繰り返し、紐の長さを調整したり、家でも挑戦したいと言ってくれたことは、主催者としてもとても嬉しい出来事でした。
今回の修行は子どもたちが地域文化でもある甲州凧に実際に触れながら学び、紙漉きから自身で行ったオリジナルの凧を作り、周囲の興味や関心を高めることで、主体性や協調性を高めることが目的でしたが、それはやすやすと想定以上に成長してくれたように感じます。残りの修行でも子どもたちは様々な経験を積んでもらいます。さらなる成長が楽しみです。