一般社団法人甲府青年会議所 70周年記念事業 ハイカライトアップ【信玄堤】

<ライトアップ期間> 信玄堤公園 2021年5月22日(土)~2021年6月6日(日) 19:00~21:00

信玄堤(しんげんつつみ)とは、1542(天文11)年の釜無川、御勅使川の大氾濫が契機となり、武田信玄によって約20年の歳月をかけて完成した、御勅使川と釜無川の合流点付近を中心に、大規模な土木工事から、川の流れそのものまでも利用した治水システムです。

 さらに、土砂災害を防ぐため河岸付近の造林と開発抑制や水防の重要性を領民に啓蒙するための祭りの実施(おみゆきさん)、施設を守らせる労働力確保のための租税免除などまでも総称するものでもあります。

川の流れを制御するための「石積み出し」

御勅使川が山間部から扇状地へ出る箇所に「石積み出し」と呼ばれる斜堤・横堤を8カ所築き流路を北に振った。合流後も、左岸を守る重要施設「霞堤」に向かおうとするエネルギーを右岸側に向けるため「石積み出し」が三列築造され、水流を右岸に向かわせています。

 

聖牛

洪水の流れを弱め、堤防を守るために設置された聖牛は武田信玄が創案した伝統治水工法のひとつで、その効果が顕著であるため全国の主な急流河川で古くから採用されてきました。

 三角錐というシンプルな構造ではあるもの堤防を守る「水制工」として施工すると『堤防の根元には土砂を堆積』させて補強し、『川の流れる側の砂は下流へ』流し河積を確保するものです。

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