2021年4月17日(土)、甲府市の武田神社で、青少年の心育成事業 結団式が行なわれました。
青少年の心育成委員会が担当する「青少年の心育成事業」は、「風林火山」の4つの修行を通して子どもたちが地域の魅力や協働の大切さを学びながら挑戦していくことで、青少年の柔軟で強い心を育成するという目的のもとに、今年10月まで事業が行われます。
当日は、20名の抽選で選ばれた子どもたちが、武田神社で結団式を行いました。事業が安全にできるようにお祓いをしてもらい、その後、チームごとに分かれ、武田神社宝物殿、甲府市武田氏館跡歴史館(信玄ミュージアム)を見学し、歴史や文化といった地域の魅力を学びました。
さらに、山梨県の郷土伝統工芸品である「西島手漉き和紙」の手漉き体験を行いました。慣れない作業ではありましたが、子どもたちは楽しそうに和紙を作っていました。今回、自身で作成した和紙が次回の『風』の修行で利用されるということもあり、皆うまく作ろうと四苦八苦していましたが、「厚みの違うところができてしまうのは個性であって失敗はない」という西島手漉き和紙職人の宮下さんのお声がけもあり、皆誇らしげに率先して取り組んでいました。また、作業中には自身の役割を見い出し、誰に言われるでもなく手伝いをしている姿がとても頼もしい限りでした。
当日は生憎の雨模様でしたが、これからの約半年間をかけて行なう修行で子どもたちが何を感じ何を得ていくのか、今後の子どもたちの心の成長が期待ができる結団式となりました。