2021年7月10日(土)、青少年の心育成事業 風林火山の修行~林の修行~ が行なわれました。
青少年の心育成委員会が担当する「青少年の心育成事業」は、「風林火山」の4つの修行を通して子どもたちが地域の魅力や協働の大切さを学びながら挑戦していくことで、青少年の柔軟で強い心を育成するという目的のもとに、今年10月まで事業が行われます。(※参加者の募集はご盛況につき締め切らせていただいております。)
新型コロナウイルス感染拡大防止で延期されていた今回の林の修行は、甲府市の武田の杜で行われました。まずは武田の杜サービスセンターの村山力所長から「甲武信ユネスコエコパーク」について講演していただき、山梨県の森林がどのように人間や動物に関わっているのか、森林を守ることがどれだけ大切なのかを学びました。武田の杜は山中にあり、周りは木々の大自然です。その中で子供たちは自然の豊かさを感じ、様々な植物があることを学びました。それから散策コースにちりばめられた樹木の紹介カードからクロスワードを行い、各チーム正解に向けて話し合いながらゴールを目指しました。森林インストラクターと共に、健康の森を自然の中を散策し変わった樹木や地層について学習しました。
お弁当を食べて元気になった午後は、SDGsの17のゴールについて学びながら、山梨県産の木を使ってSDGsのバッジを作りました。実際の木材を大切に扱うことで、持続可能な社会に向けてどうしたらいいのかを考えるきっかけになってくれれば嬉しいです。最後に、風林火山のチームごとに記念植樹を行いました。樹齢70年の山梨県産の樹を用いて、ネームプレートも作成し、植樹した木に括り付けました。子供たちの成長と共に木も成長していき、木が大きく育った時には、子供たちも立派な大人へと成長しているよう、想いを込めて汗だくになりながらも一生懸命掘り進め植えました。
修行も半分が終わり、残る修行もあと2つとなります。子供たちは更なる経験を積んで夏が終わる頃には何か変化があるかもしれません。


