秋晴の候、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
平素より、一般社団法人甲府青年会議所の活動に対し、多大なるご理解とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。
一度は落ち着きを見せていた新型コロナウイルス感染拡大ではありましたが、８月には日本国内の感染者数が最多を更新する事態となりました。東京をはじめとする首都圏以外にも多くの都道府県で緊急事態宣言が発令されました。私たちが住み暮らす、山梨県においても蔓延防止等重点措置が適用されました。
そのような状況下ではありましたが、甲府青年会議所では８月例会をWEB配信という形式で開催させていただきました。当初は、山梨県立図書館での実地開催を予定しておりましたが、蔓延防止等重点措置により開催方法を変更させていただきました。
当日は、全国各地から集まった３０００句以上の中から選ばれた受賞作品の結果発表と特別審査員を務めていただいた金田一秀穂先生に受賞作品の講評をいただきました。また、講評以外にも山の都の魅力や日本語の美しさについても語っていただきました。
今、私たちの社会は非常に厳しい状況になっております。様々な活動が制限され社会だけではなく、社業や家庭でも閉塞感が漂っているのではないでしょうか。新型コロナウイルス感染拡大によって、ひととひとが直接的に触れ合う機会は減っておりますが、地域を想い、ひとを想い、誰かに想いを伝え共有することは様々な方法で可能です。今回は全国各地から集まった川柳を通して、ご参加、ご視聴いただいた皆様方には、あらためて私たちの住み暮らす街へのまちづくり意識や愛郷心を高めるとともに、間接的ではありますがひとの温かさに触れていただけたのではないかと思います。
８月例会を開催するにあたり、特別審査員を務めていただいた金田一秀穂先生、川柳の選定にご協力いただいた玉島よ志子先生、会場のご提供をいただいた株式会社エフエム富士様に心より感謝いたします。
結びに、９月に開催を予定しておりました７０周年式典や茶道同好会命名式は延期とさせていただきました。心待ちにしてくださっていた皆様方には、大変ご迷惑をおかけいたします。ただいま、日程変更をしての開催に向けて関係各所と調整を行っております。日時が確定した際にはあらためてご案内をさせていただきます。
今後も皆様にはより一層のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げるとともに、時節柄ご健康には十分ご留意いただきますようお願い申し上げまして、９月理事長所感とさせていただきます。
