清秋の候、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
平素より、一般社団法人甲府青年会議所の活動に対し、多大なるご理解とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。
全国的に猛威を振るっていた新型コロナウイルス感染拡大も落ち着きをみせ始め、令和3年4月に発令された緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置は、同年9月30日をもって全都道府県で解除されました。山梨県内においても、感染者が確認されない日が続きました。ワクチン接種の効果もあると思いますが、自粛要請に対し県民一人ひとりが強い自覚を持ち感染予防に努めた結果ではないでしょうか。その一方で、年末年始には第6波があるのではないかと既に予測されています。あらためて、手洗い、手指消毒、換気等の感染症予防を心がけてまいりましょう。
さて、9月19日に開催を予定しておりました70周年式典ですが、関係各所と調整をさせていただき、11月3日に開催をさせていただく運びとなりました。式典は青年会議所の関係者のみ参加可能となっておりますが、岡宏明氏、小松成美氏の記念講演や謎解きイベントについては、地域の皆様にも無料でご参加いただけます。ご家族やご友人をお誘いあわせのうえ、奮ってご参加くださいますようお願い申し上げます。
また、まん延防止等重点措置により延期となっておりました青少年事業についても、県内で実施できるプログラムに切り替え開催させていただきます。開催場所や体験する内容は変更となりましたが、青少年の皆様には自然の中で伸び伸びと人とのふれあいや様々な実体験を楽しんでいただければと思います。引き続き、地域の未来を担う青少年の「心」を育成するという事業目的を達成できるよう努めてまいります。
今回、70周年式典や青少年事業を日程や内容を変更して開催させていただきます。実際には、延期ではなく中止という選択もありえました。しかし、私は形式を変えながらも実施するということに意味があると考えております。活動が停滞や停止することによって、これまで積み上げてきたものが一気に途絶えてしまい、私たち青年会議所の行う事業の意義や使命が消失してしまうように思います。新型コロナウイルス感染拡大によって、まだまだ活動の範囲には制限がありますが、できることを一歩ずつ地道な活動を続けていくことが、やがて大きな運動につながると確信しております。
結びに、皆様にはより一層のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げるとともに、ひとりひとりの「挑戦」がこの地域の未来をより良い方向へ導いていくことを祈念し、10月理事長所感とさせていただきます。